「人を笑わせることができればあなたはマジシャン」マジシャンだけが知っている最強の心理戦術
わたしはフリーマーケットでものを売る仕事をしている。
フリーマーケットの市場はわたしにとってステージだ。
相手を褒める。距離をちぢめる。まずは、売っているものを見てもらう。
相手の服装・持ち物を観察し好きそうなものを持っていく。
相手の要望を聞いて、相手を埋める。
値切り交渉する。
ものを売る場所はわたしにとってステージで、
ものを売ることはわたしにとってエンターテイメントだ。
ものを売ること。押し売りでもなんでもなく、相手を喜ばして喜んでものを買ってくれる。
それがわたしの理想だ。
この本はスティーブ・コーエンというマジシャンが書いた本だ。
彼はメンタリストのDaigoが尊敬するひとでもある。
この本の表紙をみて、最初になにをおもっただろうか?
「マジシャンなんか興味がない」
「人の心をあやつる秘訣なんて物騒なことをいうな・・・」
「価格交渉で相手にYesと言わせる会話術ってめっちゃ知りたい。」
「マジシャンはどんなふうにモノを見せているのだろうか。」
わたしは心理学が嫌いである。
たいてい当てはまらないからだ。
けれどメンタリストDaigoが尊敬している人の本だと聞いてとても興味をもち、読んでみようと思った。
マジシャンが観客の心をつかむ方法を日常に応用できたとしたら?
あなたが恋人ともっと信頼関係を結びたいと思ったときどんな行動をとるだろうか?
もっとモノを売りたいと思ったときには?
プレゼンテーションという舞台の上に立つときには?
観察力を高めたいときには?
どんな行動をとるだろうか?
この本にはこれらに対する答えになるヒントが書いてある。
観察力を上げる方法についても書かれて居て
観察力を高めると、
お客さんがどんな雰囲気の服が好きなのか。
どんなモノを持っていけばいいのか。
どんな会話をして、いつ商品の話をすればいいのか。
がわかる。
相手のニーズに応えることは相手を引きつけることにつながる。
そして、親近感を抱かせることもできる。
わたしはこの世に存在するひとりのショーマンになりたい。
他にも、観察力を上げる方法相手に信頼を抱かせる方法やカリスマ性を上げる方法、マジシャンがどうやって観客のこころをつかむのかがのっていました。
いい本だったなぁ・・・。